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4.ニュースキャスターと私見
4.2.アメリカ
- アメリカではかつて、アンカーがニュースに対する私見を述べても良いか否かという論争があった。番組の終わりに自論のコーナーを設けていた代表的なアンカーにエドワード・モローが、逆に私見は徹底的に避けるべきだとした代表的なアンカーにウォルター・クロンカイトがいた。
- しかしクロンカイトの「戦争継続反対」発言(1968年)とそれを一つの要因とするジョンソン大統領の再選出馬断念、そして以後のクロンカイトの絶対の中立という一連の経緯を転機として、この論争には終止符が打たれ、アメリカのテレビジョンジャーナリズムでは「絶対の中立」の原則が定着する。
- その一方で、番組構成に対するアンカーの発言力が強く、かれらが事実上のプロデューサーのような役割まで果たすアメリカでは、アンカーがどうしても自己の意見を表明したい場合、番組の構成に微妙なアクセントをつけることで無言のうちにそれを示唆するという手法が稀に行われることがある。一本のセグメントの後にアンカーが厳しい表情で1〜2秒間沈黙したり、セグメントの末尾を愛する者を戦場で失った遺族の顔に光る大粒の涙のクロースアップ映像でまとめるなどといった手法がこれにあたる。ただしそのような無言の主張でも、その内容はあくまでも大多数の視聴者が客観的に見て正当と感じるような内容のものに限られることは言うまでもない。
- なお今日では、ケーブルのFOX News Channel におけるビル・オライリーのような番組ホストが、「報道番組らしいトークショー」で一方的に信条を披露しトークラジオのような進行を行う番組も人気を博している。
(出典:Wikipedia)
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